| 水粉対比 (W/C) |
50% |
57% |
備 考 |
| 圧縮強度 (N/mm2) |
68.9 |
58.8 |
材齢28日 |
| 付着強度 (N/mm2) |
5.48 |
4.17 |
| 曲げ強度 (N/mm2) |
― |
7.92 |
| 収縮率 (%) |
― |
1.23 |
| 吸収率 (%) |
― |
8.1 |
| 保水係数 |
― |
0.34 |
フロー
練上がり60分後は（秒） |
― |
11.8
(11.6) |
Pロート |
コンクリート標準示方所（2013年制度）「コンクリート構造物補修用セメント系ひび割れ注入材の試験方法（案）」（ＪＳＣＥ－Ｋ542－2013）に準じる
試験場所：建材試験センター （2011年実施）
 性能試験 |
1. 充填確認
【割裂断面】
※写真をクリックすると拡大します |
試験体(200mm×100mm)にTSクラックフィラーを標準配合(W/C57%)で注入を行い硬化後に試験体を切断してひび割れ内部の充填状況を確認した。
(黄色の線右側がひび割れ)
【拡大写真】
写真をクリックすると拡大します |
ひび割れ幅が0.05mmの微細なひび割れにもTSクラックフィラーが充填されているのを確認できた。
2. 流動性の確認 (1)
TSクラックフィラーと他のセメント系注入材(A注入材・B注入材)の流動性を確認するため
にPロート試験器具を使用して1時間毎の流下時間を6時間計測した。
※ 黄=TSクラックフィラー、青=A注入材(ノンポリマー)、ピンク=B注入材(ポリマー入り)
| |
Pロート試験器 |
 |
計測結果からA注入材とB注入材は時間が経過する毎に粘性を増していき流下時間
が長くなったがTSクラックフィラーには大きな変化は見られず安定した流動性を維持した。
3. 流動性の確認 (2)
TSクラックフィラーと他の二種類のセメント系注入材の流動性確認するために注射器
(容量：100cc、吐出口：φ1.6mm)を用いて30分毎の流下量(ロート量)を3時間計測した。
※ 黄=TSクラックフィラー、青=A注入材(ノンポリマー)、ピンク=B注入材(ポリマー入り)、赤=無収縮モルタル
|
注射器試験器具 |
|
計測結果からTSクラックフィラーは3時間経過しても100ccすべての材料が流下したが、A注入材・B注入材は100ccすべてを流下するには至らず、練り混ぜから60分を境に粘性も増していき流動性の低下が著しく見られた。
無収縮グラウトは最初の計測から流下しなかった。
| 配合比と練り混ぜ |
1. 配合表
水粉体比
（％） |
超微粉子セメント
（㎏） |
表面張力低減材
（㎏） |
水
（ℓ）
|
練上り量
（ℓ） |
| 57 |
15 |
0.57 |
8.55 |
14.0 |
※標準配合比 W/C57
2. 練り混ぜ方法
① 必要量の超微粒子セメントを計量器で計量する。
同様に水と表面張力低減材も計量する。
② バケツ等に水と表面張力低減材を投入し撹拌した後、粉体を投入する。
電動撹拌機で3分以上練り混ぜる。
注) 練り混ぜ不良が起きないように必ず電動の撹拌機を使用する。
③ 練り混ぜ不良がないことを確認する。
30分置いて再度撹拌すると流度がより高くなる。
※ 必要に応じて圧縮強度等の管理用試料を採取する。
| 荷 姿 |
( 15 kg/缶 ) |
梱包に使用している容器はリサイクル可能な環境対応型のプラスチックペール缶を使用しています。
環境への配慮も含めて少しでもゴミを削減することを目的とした回収システム行っています。
【回収システムについて】
1) 50缶以上からの回収になります。(10缶単位に積み重ねて蓋は別にして下さい。)
2) 回収地域一覧及び回収日
| 地域名 |
該当都道府県 |
回収日 |
| 北海道 |
北海道 |
① |
| 東北 |
青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島 |
② |
関東
信越 |
栃木、群馬、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川
山梨、静岡、新潟、長野 |
| 北陸 |
富山、石川、福井 |
③ |
| 中部 |
愛知、岐阜、三重 |
| 近畿 |
滋賀、京都、大阪、奈良、和歌山、兵庫 |
| 中国 |
広島、岡山、鳥取、島根、山口 |
④ |
| 四国 |
香川、愛媛、徳島、高知 |
| 九州 |
福岡、長崎、佐賀、熊本、大分、宮崎、鹿児島 |
| 回収日 |
① 別途御相談下さい。 |
②・③ 2週間以内に回収させて頂きます。
(回収日については1週間以内にご連絡いたします) |
④ 3週間以内に回収させて頂きます。
(回収日については1週間以内にご連絡いたします) |
※ 諸事情により回収日が多少前後する場合がございます。ご了承願います。
※ 沖縄県及び離島は回収地域に含まれていません。
※ 北海道地域は別途御相談下さい。
3) 10缶以上で50缶未満の場合は弊社へ直接お送り下さい。
注) 送料はお客様のご負担になりますので予めご了承願います。
4) 蓋は容器と揃ってなくても一緒に回収いたします。(蓋のみの回収はいたしません)
5) 容器の状態によっては回収できない場合があります。
・ 破損したもの (原形を留めていない、底や側面が割れている)
※ 撹拌機等によるキズは大丈夫です。
・ 硬化した注入材料が残った状態、セメント材や塗料が付着した状態、
容器の下地が見えないほど汚れた状態。
・ ウエスや飲料の空缶等のゴミが入っている状態。
注) 使用済み容器を屋外で保管する時には雨水が溜まらないように
容器を逆さにするかビニールシート等を被せて下さい。
| 資料ダウンロード |
■ カタログ
■ 複合カタログ
■ TSクラックフィラー関連発表論文及び掲載記事
・ ｢ＬＢＤＳ穿孔精度について｣ 2010年11月 セメントコンクリート
・ ｢セメント系ひび割れ注入材の流動性に関する基礎的試験｣
2010年9月 土木学会
・ ｢切削式小口径穿孔装置による長尺穿孔時の精度について｣
2010年9月 土木学会
・ ｢学校施設のひび割れ補修事例｣ 2010年10月 防水ジャーナル
・ ｢高圧注入によるセメント系ひび割れ注入材の充填性に関する実験的検討｣
2011年9月 土木学会
■ ひび割れ自己治癒コンクリート
・ ｢自己治癒コンクリート｣ 電力土木技術協会-技術情報
・ ｢自己治癒・自己修復コンクリート｣
ひび割れ補修関連
